女性リーダー育成ーー企業側の陥りがちな対応と正しい対応

女性リーダー育成

現在、多くの企業で女性リーダーを育成しようとする動きが見られます。

しかし、これまで女性リーダーを起用したことのない経営者にとっては、対応が難しいと感じるかもしれません。

万一、対応を間違うと、優秀な人材を失うだけでなく、チーム全体のバランスも崩れてしまいます。

ここでは、女性リーダー育成の重要性と、経営者が取るべき対応について説明しましょう。

女性リーダー育成のメリットとは!?

消費者の行動や思考を分析する上で、女性の視点は欠かせません。

食品や生活雑貨だけでなく、住宅や教育、金融商品に至るまで女性の意見が大きく影響しているからです。

企業間の取引においても、女性目線でマーケティングを行うことで、新たな手法が生まれる可能性もあります。

有能な女性リーダーがいれば、企業のイメージアップにもつながるでしょう。

さらに、女性ならではの能力を活用することで、これまでとは違ったチーム作りが可能です。

女性は一般的に権力よりも協調を重んじる傾向があります。

自分の昇進や利益だけでなく、チーム全体のことを考え行動できるのです。コミュニケーション能力が高い女性なら、取引先との対応もうまくこなしていけるでしょう。

企業にとって、女性リーダーの育成は今後なくてはならないものです。

部下の適正を見極め、早い段階からリーダーとしての能力を育てていく必要があります。

企業としてどう対応するべきか…女性リーダーが抱える悩み

あるインターネット調査によると、女性リーダーの約4割が「身近に女性リーダーのロールモデルがいない」ことを悩みとして挙げています。

さらに、約3割の方が「リーダーとして自信がない」と感じているようです。

男性リーダーが多い中で、どのように女性リーダーとしての役割を果たすべきなのかが、大きな課題と言えます。

また、女性にとって、結婚や出産、子育てによる生活環境の変化は、仕事に大きな影響を与えます。

それまでは、仕事に対する高い意欲を見せていた方でも、家庭との両立が難しいと感じるかもしれません。

本人だけの問題ではなく、仕事を続けていくには家族の協力が欠かせませんし、世間にも認めてもらう必要があるのです。

経営者として、女性特有の悩みにしっかりと対処するには、社内制度の見直しや女性リーダーが活躍しやすい雰囲気づくり、上司のフォローが重要となってきます。

部下に信頼される女性リーダーを育成するために…

どんなに有能な社員でも、しっかりとした教育制度がなければ、リーダーとしての思考を持つことができません。

部下としての役割とリーダーとしての役割は、全く違うものだからです。

もし、女性をリーダーとして育てたければ、早い段階からそのような視点を持ってもらう必要があります。

また、社内に女性リーダーの実績がない場合は、社外研修やセミナーを活用し、他の女性リーダーの活躍を身近で感じてもらう機会を与えると良いかもしれません。

これまで男性社員を中心に行ってきたリーダー教育だけでなく、女性リーダーとしての役割や立場を理解できるようになるでしょう。

この記事の監修者
弁護士・監修者
弁護士法人ひいらぎ法律事務所
代表 社員 弁護士 増田 浩之
開所以来、姫路エリアに密着。使用者側労働問題に注力。経営法曹会議会員。

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