ご相談
四輪自動車でバイパスを走行中のXさん(30代,男性,会社員)は,同じく四輪自動車を運転するY(20代,男性,会社員)が背後から追突した交通事故により,むち打ち症状等に見舞われたものの,仕事が忙しいため,まめに通院できずにいたところ,Yの任意保険会社の担当者Aより低額の示談案を提示されたため,Aと交渉を続けたものの,Aの事務的な対応に業を煮やし,当事務所を訪れました。
当事務所は,弁護士が介入すれば,示談においても賠償金額の増額が期待できること,通院日数が少ないものの,もし後遺障害等級の認定を受けることができれば,賠償金をもっと増額できることをご説明しました。
ただ,Xさんは,ご自身が加入する任意保険において弁護士特約を付けておらず,弁護士費用が自己負担となるため,それ以上に賠償金額を増額できるか微妙な本件において,弁護士に依頼するかどうかとても悩んでおられましたが,最終的に,「気が済むまでやったら。」との奥様の一声で,当事務所にご依頼されました。
当事務所の対応
当事務所は,必要資料を取り寄せのうえ,Yの自賠責保険会社に対し,被害者請求を行いましたが,残念ながら,後遺障害等級は非該当でした。Xさんは,異議申立てを希望しないとのことでした。
当事務所の対応の結果
当事務所は,後遺障害等級が非該当のまま,Aと交渉を行いましたが,それでも,傷害慰謝料をほぼ倍増させて示談を成立させることができました。Xさんは,大きな増額はできなかったものの,ご自身が気の済むまで手続を行い,ある程度の増額ができたので,すっきりとしたご様子でした。
解決のポイント
交通事故の賠償金は,弁護士が介入するだけで増額が期待でき,さらに,後遺障害等級が認定されれば,賠償額をもっと増額できます。交通事故の賠償金について悩んでおられる方は,当事務所までお気軽にご相談ください。